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【チ。ー地球の運動についてー】心揺さぶる名言集|全8巻の中から厳選紹介!

【チ。ー地球の運動についてー】心揺さぶる名言集 全8巻の中から厳選紹介!

『チ。ー地球の運動についてー』に登場する名言を知りたい!

今回はこのように考えている方に向けて、

『チ。ー地球の運動についてー』
第1巻〜第8巻のグッとくる名言

を厳選してご紹介します!

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最終巻までの内容が登場しますので、ネタバレが気になる方はご注意ください!

【チ。ー地球の運動についてー】第1巻の名言

不正解は無意味を意味しない

私は命を張る場面でこそ直感を信じる。

信じて間違ったらどうするんですか?

構わない。
不正解は無意味を意味しない。

『チ。―地球の運動について―』
第1巻54ページ

自分を信じて選んだ道が不正解だったとしても、それは無意味を意味しない。

不正解さえも自分の糧とし、正解へ近付こうとするフベルトの強い意志と覚悟は、ラファウの生き方に大きな影響を与えました。

ちなみに私もフベルトのこの言葉のおかげで、失敗や間違いを恐れる気持ちが和らぎました。

失敗してからが人生の本番だよね!(笑)

僕の直感は地動説を信じたい

フベルトさんのいう通り、
僕の理屈は、書類を燃やした。

だけど、燃やす理屈、なんかより!!

僕の直感は、地動説を信じたい!!

『チ。―地球の運動について―』
第1巻82~85ページ

常に合理的な選択をすることで快適な人生を送ってきたラファウは、人生で初めて理屈を超える好奇心(地動説)と出会います。

快適な人生を捨ててまで「地動説を信じたい!」と叫ぶこのシーンは、『チ。』の中でもトップを争う名シーンではないでしょうか…!

この感動を生き残らす

フベルトさんは死んで消えた。

でもあの人のくれた感動は今も消えない。

多分感動は寿命の長さより大切なものだと思う。

――だからこの場は、僕の命にかえてでも、この感動を生き残らす。

『チ。―地球の運動について―』
第1巻144ページ

裁判で改心を宣言し、地動説の資料を燃やせば、ラファウは死なずに済みました。

ですがラファウは、改心したフリをして生き延びる道ではなく、フベルトからもらった感動を守り抜く道を選びます。

ラファウは、ただ生きるのではなく、自分の信念に従って善く生きたいと考えたからこそ、地動説に命を捧げる決断を下したのだと思います。

【チ。ー地球の運動についてー】第2巻の名言

自己否定か、自己肯定か

今夜、君達はこれから少しの間だけ、恐らく人生で初めて、自らの運命を変える挑戦権を得ている。

一生快適な自己否定に留まるか、全てを捨てて自己肯定に賭けて出るか、どちらを選ぶも自由だ。

『チ。―地球の運動について―』
第2巻63~64ページ

この世界に何かを期待するのは間違いだと考えていたグラスの気持ちが、異端者の言葉で大きく揺らぐシーンです。

自分を否定するよりも肯定するほうが圧倒的に難しいことを分かっていながらも、異端者の言葉を聞いて自己肯定に賭けて出たグラス、最高にかっこいいおじさんですよね。

フベルトも異端者も人の心に火を付ける天才すぎる(笑)

だったらそこに何かを託せる

君の言うように、この世は喪失で溢れている。

それに、人はいつか死んでここを去る。

でも、私が死んでもこの世界は続く。

だったらそこに何かを託せる。

それが喪失まみれのこの世界から生まれた
ある種の、希望だ。

『チ。―地球の運動について―』
第2巻102〜103ページ

愛する家族を亡くしたグラスは、この世に希望を感じる心を失っていました。

ですが異端者と出会い、喪失だらけのこの世界から「想いを託す」という希望を見出します。

グラスは最期の瞬間、家族を奪った世界を呪うのではなく、家族と出会わせてくれた世界を肯定することができたのではないでしょうか。

【チ。ー地球の運動についてー】第3巻の名言

何かを知るということ

不思議だ。
ずっと前と同じ空を見てるのに、少し前からまるで違く見える。

だろうな。
きっと、それが何かを知るということだ。

『チ。―地球の運動について―』
第3巻159~160ページ

空が怖くて見ることができなかったオクジーは、地動説を知っていくうちに少しずつ変化していきます。

バデーニのこの言葉を読んで、何かを知るということは、自分の世界を変えるきっかけを作ることなんだと気付かされました。

オクジー・バデーニ・ヨレンタ・ピャスト伯が、全員で夜空を見上げるシーンも素敵ですよね。

たとえ誤ちでも無意味ではない

もし…
過去の積み重ねの先に答えがないなら、
真理にとって我々は無駄だったかもしれん。

しかしたとえ…
誤ちでも何かを書き留めたことは、
歴史にとって無意味ではない。

ーーと、願ってる。

『チ。―地球の運動について―』
第3巻172ページ

不正解は無意味を意味しないという言葉は、最期の瞬間まで天道説を研究し続けたピャスト伯にぴったりの言葉ではないでしょうか。

結果として天道説は間違っていましたが、彼らが積み上げてきた研究が無ければ、地動説には辿り着けていなかったと思います。

ピャスト伯が涙を流しながら資料室のカギを渡すシーン、グッときますよね…。

文字は奇蹟

文字は、まるで奇蹟ですよ。

アレが使えると、時間と場所を超越できる。

文字になった思考はこの世に残って、ずっと未来の誰かを動かすことだってある。

そんなの…
まるで、奇蹟じゃないですか。

『チ。―地球の運動について―』
第3巻177~179ページ

文字が使えれば、過去に戻ることもできるし、未来に何かを残すこともできる。

文字が読めることが当たり前すぎで気付くことができませんでしたが、確かに言われてみれば文字は奇跡ですよね…!

せっかく奇跡が使えるんだから、食わず嫌いせずに、古い本や難しい本を沢山読んでみようと思わされました。

ヨレンタのこの言葉、ロマンチックで大好きだ〜

【チ。ー地球の運動についてー】第4巻の名言

夢があれば一週間くらいは悲劇に耐えられる

なんというか夢っていうのがあると、とりあえず一週間くらいは悲劇に耐えられる気がします。

『チ。―地球の運動について―』
第4巻86ページ

夢があれば全ての悲劇に耐えられると言うのではなく、夢があれば一週間くらいは悲劇に耐えられると言うところが、オクジーらしくて良いですよね。

今から立派な夢は持てる気がしませんが、とりあえず一週間乗り切るための夢なら持てそうな気がするので、この言葉は結構お気に入りです。

最高級の酒を飲んでみたいとかも、夢って言っていいかな…(笑)

現状を前に向かわせる希望は

自分の思い通りいかない誤解とか、事故とか、予想外の存在とか、

それこそ…教徒にとって異端者が。

天動説にとって、地動説が。

そういう他者が引き起こす捩れが、現状を前に向かわせる希望なのかもしれない。

『チ。―地球の運動について―』
第4巻125ページ

自分の考えに自信を持つことも大切ですが、自分の考えが間違っている可能性を肯定する姿勢も大切だと気付かされる言葉ですね。

生きていると自分の思い通りにいかないことばかり起こりますが、そんな時こそ他人の意見を排除せず、柔軟な考え方で前に進もうと思わされました。

感動を守るために地獄へ行ける

つまり俺は、ちょっと前までは早く地球(ここ)を出て天国へ行きたかったけど、今はこの地球(かんどう)を守るために地獄へ行ける。

『チ。―地球の運動について―』
第4巻142~143ページ

誰よりもこの世に絶望し天国に行きたがっていたオクジーが、地球を守るためなら地獄へ行けると言う姿に胸が一杯になりました。

オクジーの揺るぎない決意を見て、バデーニが祈りの言葉を唱えるシーンもグッときますよね…。

【チ。ー地球の運動についてー】第5巻の名言

この空は絶対に綺麗だ

これで我々も地獄の入り口に立ったな。

いや、天界のですよ。

そう、言い切れるか?

ええ。
今、俺の目の前に広がるコレが、地獄の入り口って景色には見えない。

今日(この)の空は、絶対に、綺麗だ。

『チ。―地球の運動について―』
第5巻90~92ページ

処刑される直前、オクジーとバデーニが交わした言葉です。

彼らは全く同じ会話を3巻でもしていますが、5巻ではバデーニではなくオクジーが「天界の入り口に立った」と答えているんですよね。

かつてのオクジーだったら絶対に言わなかったであろう言葉を聞いたバデーニが、最期にフッと笑う姿が忘れられません。

ふたりが天国で再会できますようにと願わずにはいられない名シーン…

【チ。ー地球の運動についてー】第6巻の名言

その過程に、知性が宿る

「考えろ」
その為に文字を学べ。本を読め。

「物知りになる為」じゃないぞ。
「考える為」だ。

一見、無関係な情報と情報の間に関わりを見つけ出せ。

ただの情報を、使える知識に変えるんだ。

その過程に、知性が宿る。

それがあれば、留まる勇気と踏み出す度胸が得られる。

で、「神ナシ」の世界で「考え」てると
いつしか自然と魔法が生まれる。

信念ってやつだ。

コレがあれば不安に打ち勝ち泣きやめる。

『チ。―地球の運動について―』
第6巻81~83ページ

この言葉には「私達はなぜ勉強しなければならないのか?」という疑問に対する答えが、ギュッと詰まっているように思いました。

私達が学ぶ理由は、何かを知る➡︎考える➡︎理解する➡︎判断することができる能力(知性)を身につけるため。

そして、身につけた知性から生まれる信念があれば、不安に打ち勝ち泣きやめる。

つまり何かを学ぶことで、感情の主導権も生きる意味も、誰からも奪われない生き方ができるようになるということなんですね。

学生の頃にこの言葉を知れていたら、もう少し勉強が好きになれた気がします…(笑)

運命を変えに来てる

貴方達は「今日ここにこの本を回収しに」来た。

私は無関係だ。

でも、申し訳ないけど、私は「今日ここに運命を変えに」来てる。

『チ。―地球の運動について―』
第6巻135〜136ページ

両親を早くに亡くしたドゥラカにとって、幼い自分に進むべき道を示してくれた叔父は、かけがえのない大切な存在だったのだろうと思います。

裏切られてもなお、土壇場で叔父から教わった言葉を思い出し、運命を変えるために知性と信念をフル稼働させて本を燃やしたドゥラカの姿に、胸が熱くなりました。

【チ。ー地球の運動についてー】第7巻の名言

きっと迷いの中に倫理がある

時々、信念なんて忘れさせる何かに出会ったりする。

その感情も大切にすべき。

でないと――私みたいになる。

信念はすぐ呪いに化ける。
それは私の強さであって限界でもある。

…でも、信念を忘れたら、人は迷う。

迷って。
きっと迷いの中に倫理がある。

『チ。―地球の運動について―』
第7巻49~50ページ

信念は持つけど信念に囚われすぎず、時には自分以外の意見を取り入れて何度も迷うこと。

そして、その迷いの中から倫理(進むべき道)を見つけ出すことが大切だと、ヨレンタはドゥラカに伝えたかったのだろう思います。

まだ若く未来があるドゥラカには、信念(お金を稼ぐこと)に囚われすぎない生き方をして欲しかったのかもしれません。

全歴史が私の背中を押す

もし今の私が父と対峙したら、道を阻まれたら、どうなるだろうって。

考えただけでそれは人生最悪の瞬間で、混乱して平静を失うと思う。

…でも、その時にこそ正しいと思った選択をしなきゃいけない。

積み上げた歴史が動揺を鎮めて
臆病を打破して
思考を駆動させて…
いざって時に、退(ひ)かせない。
全歴史が私の背中を押す。

『チ。―地球の運動について―』
第7巻79〜80ページ

ヨレンタは自爆をする寸前、恐らくノヴァクに気付いたはずです。

それでも自爆する道を選んだのは、様々な人々がバトンのように繋いできた全歴史が、ヨレンタの背中を押したからではないでしょうか。

かつて論文を自分のものだと言えずに退いてしまったヨレンタですが、最後の最後、人生最悪の瞬間に退かず、正しいと思った道を選んだところにグッときました…。

【チ。ー地球の運動についてー】第8巻の名言

その責任は神じゃなくて人が引き受ける

…私だって、これから平和が訪れるとは思わない。

貴方の言う通り、次に来るのは大量死の時代かもしれない。

でも、その死の責任は神じゃなくて人が引き受ける。

だからそこにはきっと“罪”と“救い”じゃなく…“反省”と“自立”がある。

そうやって苦しみを味わった知性は、いずれ十分迷うことのできる知性になる。

『チ。―地球の運動について―』
第8巻52ページ

神を失った人間を待っているのは悲劇だけだと考えるノヴァクに対し、ドゥラカは人間が引き起こした悲劇の責任は人間が取ると反論します。

神に進むべき道を示してもらうのではなく、人間(迷うことができる知性)の力で道を切り開きたいと話すドゥラカの言葉に心を動かされました。

神なしの世界で考えろという叔父の助言と、迷いの中に倫理があるというヨレンタの助言があったからこそ出た名言ですね…!

奇跡(そこ)は、貴方が生きる場所だったのに

昔の貴方はそれらを感じていた。

この世のすべてが奇跡的だと知っていた。

しかし経験や記憶、過去や故郷、そして痛みと引き替えに、奇跡まで失ってしまった。

奇跡(そこ)は、貴方が生きる場所だったのに…です。

どうすればいいかわかりますか?

知りませんよ。

単純です。
空を見ればいいのです。
そして深く息を吸う。

『チ。―地球の運動について―』
第8巻189〜190ページ

父を殺されこの世に奇跡を感じる心を失ったアルベルトに対し「奇跡は貴方が生きる場所だった」と言える司祭、流石にかっこよすぎます…(笑)

迷い考え続けることの大切さだけでなく、シンプルに空を見上げて奇跡を感じることの大切さも教えてくれるところが素敵ですよね。

どれだけ歳を重ねても、純粋な好奇心や感受性を忘れないようにしたいなと思わされる言葉です。

疑いながら進んで、信じながら戻って

――先生、僕もタウマゼインを感じます。

それを肯定し続けます。

貴方とは違ったやり方で、疑いながら進んで。信じながら戻って。

美しさに、煌めきに、逼り詰めてみせます。

『チ。―地球の運動について―』
第8巻205ページ

疑いすぎたことで命を奪われた父と、信じすぎたことで命を奪うことも厭わなくなった先生。

両者の末路を見てきたアルベルトは、矛盾する二つの感情(疑念と信心)を持つことは不都合だと考えていました。

ですが司祭と話し、矛盾の狭間で迷うことが重要だと気付いたアルベルトは、父も先生も選ぶことができなかった迷い考え続けながら真理に逼り詰める道を選択します。

知と血の間で迷い考えることができるアルベルトが、コペルニクスにバトンを繋ぐ最後の人物になる展開、何度読んでも感動します…!

まとめ

今回は『チ。ー地球の運動についてー』に登場する心揺さぶる名言を、全8巻の中から厳選してご紹介しました。

心に響く言葉ばかりなので、落ち込んだ時や立ち止まってしまった時に読むと、元気をもらえますよね!

みんなのお気に入りの名言も知れたら嬉しい〜!

アニメ化も決まり、今まで以上に人気になりそうな『チ』を、みんなで沢山応援しましょう〜!

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