
今回はこのような疑問を持っている方に向けて、
- ノウヌキ様信仰の歴史
- ノウヌキ様に隠された真実
- クビタチの業(ごう)とはなにか
をわかりやすく解説します!
» 光が死んだ夏の全キャラは、こちらの記事で解説しています。
※光が死んだ夏(第6巻)までの内容が含まれますので、ネタバレが気になる方はご注意ください。
【光が死んだ夏】ノウヌキ様信仰の歴史
今週の見開きです
— モクモクれん (@mokmok_len) October 29, 2024
縦読みで途切れて勿体無いので pic.twitter.com/uIdEeh6hZQ
うぬきさん信仰の誕生
ノウヌキ様信仰の始まりとなったのは、うぬきさん信仰です。
大昔、クビタチでは原因不明の疫病や不作、事故が多く、村人は苦しい生活を送っていました。
生活が苦しくても村人がクビタチに住み続けたのは、山で水銀を採取できたからです。
しかし、水銀の採掘量は年々減少し、生活はさらに苦しくなりました。
そこで、村人たちは口減らしのために、水銀で堕胎薬(=うろぬき薬)を作ります。
そして、うろぬき薬を使って堕胎することを「山の神様である”うぬきさん”にお返しする」と隠語で表しはじめたのです。
- 「ノウヌキ様」信仰の始まりとなる「うぬきさん」信仰は、生活苦から生まれた民間信仰だった
ノウヌキ様信仰の確立
よくある民間信仰だったうぬきさん信仰は、百姓の首が消える事件をきっかけに、人の首を捧げるノウヌキ様信仰へと変わっていきます。
首を捧げ物にする過激なノウヌキ様信仰へと変化したのは、捧げられた首が消える現象が起こっていたからです。
ノウヌキ様を「捧げ物の首と引き換えに益をもたらす神様」だと盲信した村人たちは、首以外の身体を遠くに埋めるため、クビタチ村を5つに分村します。
クビタチ村は5つに分村
- 首断(現在は首立)
- 腕刈
- 腕入(明治中期に達磨捨に合併)
- 足取
- 達磨捨(現在は希望ヶ山)
村人が首以外の身体をバラバラにして遠くに埋めたのは、罪や穢れを土地に肩代わりしてもらうためだと考えられます。
この地域の地形…
人の形に見えるって言っとったよね
形代みたいに…罪や穢れを土地に肩代わりしてもらおう…
『光が死んだ夏』第6巻54〜55ページ
そんな狙いがあったんかもね
大量死の発生と儀式の始まり
今週の更新はお休みですが、来週はありますのでよろしくお願いします! pic.twitter.com/6cHMLBC5xc
— モクモクれん (@mokmok_len) April 25, 2023
1749年、当時の忌堂家の若当主の妻(忌堂ヒチ)が疫病で倒れ、お首さまになりました。
そして、若当主がヒチの首を捧げるために山に入った際、落とし子が出現。
落とし子をノウヌキ様だと思い込んだ若当主は「忌堂家の首以外ならどれでも持っていっていいから、妻を生き返らせてほしい」と願ってしまいます。
その結果、若当主の願いが叶った代わりに、クビタチに住む人の3分の1が怪死する事件が発生。
首吊り
『光が死んだ夏』第5巻118ページ
家族の首を斬って自殺
馬に頭を踏ませるとか
ふり返ったら首が無いとかもあったって
もちろん忌堂家は死者ゼロ
村人が怪死する姿を見て「ノウヌキ様は祟り神になった」と考えた人々は、ノウヌキ様を鎮めるため、忌堂家に儀式をする決まりを課します。
- クビタチで起こった大量死の原因は、飢饉ではなく怪死だった
- 怪死が起こったのは、ノウヌキ様が祟り神になったからではなく、落とし子が若当主の願いを叶えたから
- 怪死事件以降クビタチが安定したのは、落とし子が山にケガレを集めていたから
- ヒカルの正体は落とし子
» ヒカルの正体と落とし子については、こちらの記事で解説しています。
宣教師の到来
1700年代中頃、宣教師が到来します。
信じる神(ノウヌキ様)を失った多くの村人たちは、新しい宗教に改宗し、ノウヌキ様の存在は忘れ去られていきました。
しかし、忌堂家の儀式が続いていたクビタチだけは、ノウヌキ様の存在から解放されることはありませんでした。
ノウヌキ様の現在
現在もクビタチでは「ノウヌキ様は祟り神だ」と信じられています。
ノウヌキ様にひどく怯えているのは、クビタチの中でも年配の人が多いようです。
また、クビタチの子どもたちは「ノウヌキ様がいる山には絶対に入ってはいけない」ときつく言われており、山は禁足地になっています。
【光が死んだ夏】ノウヌキ様に隠された真実
今週更新の見開きです。 pic.twitter.com/ZWr6z8PqV0
— モクモクれん (@mokmok_len) May 6, 2025
ノウヌキ様は架空の神
ノウヌキ様は、人が作り出した架空の神で、この世に存在しないことが第6巻で判明しました。
「ノウヌキ様」は存在しない
『光が死んだ夏』第6巻8ページ
人が作り出した架空の神です
ノウヌキ様が架空の神である証拠として、ノウヌキ様にいくら首を捧げても、村人たちの願いが叶っていなかったことが挙げられます。
まあ俺の先祖も運悪いわ
『光が死んだ夏』第5巻119ページ
それまではいくら首を捧げたところで
特に何も起こらなかったらしいし
願いが叶わなくてもノウヌキ様への信仰が薄れなかったのは、捧げた首が消える「神秘」が、ノウヌキ様を信じる根拠になっていたからです。
- よしきの「ヒカルの正体=ノウヌキ様」という推測は間違っていた
- ヒカルの正体は落とし子で、そもそもノウヌキ様は存在しなかった
- 忌堂家の若当主の願いが叶ったのは、ノウヌキ様ではなく落とし子が願いを叶えたから
ノウヌキ様に捧げた首が消えた理由
ノウヌキ様に捧げた首が消えたのは、目に見えない4つの穴に首が飲み込まれていたからです。
穴は、クビタチ・アシドリ・ウデカリ・希望ヶ山に合計4つあり、あの世へ繋がりケガレを寄越します。
古くからクビタチを含めた土地にケガレが多いのも、ケガレを寄越す穴が原因でした。
現在、よしきや田中たちは、災厄を防ぐために広がり続ける穴を閉じようとしています。
【光が死んだ夏】クビタチの業(ごう)とはなにか
今週は更新ありませんので絵を描きました。
— モクモクれん (@mokmok_len) August 1, 2023
来週はありますのでよろしくお願いします! pic.twitter.com/FdbPjkcBp4
豊作や疫病退散を願うため、罪のない人々を殺してノウヌキ様に首を捧げてきた行為が、クビタチの「業」です。
お首さまには、村の病人や老人が自らなることが多かったものの、無関係な人も沢山殺されていたと光の父は話しています。
また、ノウヌキ様に捧げられた首はその場で消えてしまうため、村人は木彫りの首を代わりに作り「堂」で供養していました。
そして、首を供養する「堂」を管理していた一族が、光たち忌堂家だと判明しています。
【光が死んだ夏】ノウヌキ様の歴史と真実まとめ
今回は『光が死んだ夏』のノウヌキ様の歴史と真実を解説しました。
- ノウヌキ様信仰の始まりは、うぬき様信仰
- クビタチの怪死事件は、ノウヌキ様ではなく落とし子が原因
- ノウヌキ様は、人が作り出した架空の神
第6巻からは「穴閉じ編」が始まり、ますます目が離せないドキドキの展開を迎えています。
ヒカルとよしきが辿り着く結末を、一緒に見届けましょう!
★巻末には描き下ろし短編が収録★
- ヒカルとよしきと前髪クリップ(第1巻)
- ヒカルと好きの種類(第2巻)
- みんなでヘアアレンジ(第3巻)
- 男子高校生と絶対転ぶ廊下(第4巻)
- よしきとヒカルの立場が逆だったら…
(第4巻の電子限定特典) - ヒカルとよしきと童話(第5巻)
- 光と巻の出会い(第6巻)
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