今回はこのような疑問を持っている方に向けて、
など、ゼーリエについて詳しくご紹介します!
ゼーリエは大陸魔法協会の創始者
【人物紹介】
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) February 28, 2023
●ゼーリエ●
大陸魔法使い協会の創始者。大魔法使い。フリーレンの師匠であるフランメの師匠。偉そう。#人気投票第15位 pic.twitter.com/ZcAdQff6t9
特権を掲げて魔法協会を樹立
ゼーリエは半世紀以上前に突如表舞台に現れ、人類の魔法使いの頂点に君臨した、大陸魔法協会の創始者です。
魔王軍の戦火の時代の洗練された魔法使いを追い求めるゼーリエは、”特権”を掲げて大陸魔法協会を樹立しました。
”特権”とは、一級魔法使いの座に就いた者に、一つだけ望んだ魔法を授けるというもの。
巨万の富を得ることも、大病を癒すことも、絶大な力を手に入れることもできる特権を手にするために、ほとんどの魔法使いは、命を懸けて一級魔法使い選抜試験を受験しています。
ゼーリエとフランメの関係
— アベツカサ (@abetsukasa) October 8, 2023
ゼーリエとフランメは師弟関係でしたが、二人は魔法に対しての考え方が正反対でした。
ゼーリエは魔法に対して、
魔法は特別であるべき
才ある者以外に教えるつもりはない
という考え方を持っていましたが、フランメは
誰もが魔法を使える時代
を夢見ていました。
そのためゼーリエは「フランメとは最後までわかり合えなかった」と話しています。
ですが「わかり合えない」「くだらない」と言いつつも、フランメのことを話すゼーリエの表情は柔らかく、どこか嬉しそうにも見えます。
人間には寿命がある。
私達よりも死に近い場所にいるんだ。人生には重大な決断をしなければならないときがいくつもあるが、あの子達はそれを先送りにできないんだ。
『葬送のフリーレン』第6巻111ページ
ゼーリエはなんだかんだ言いつつも、短い人生の中で人類の魔法の開祖に登り詰めたフランメを、誇りに思っているのではないでしょうか。
ゼーリエの強さは?
ikinuki pic.twitter.com/g8J5FaWNTv
— アベツカサ (@abetsukasa) June 7, 2023
全知全能の女神様に最も近い
ゼーリエは永遠に近い寿命を持つエルフ族です。
ゼーリエは自身のことを「魔族がその恐怖を忘れ去るほど大昔に存在した、神話の時代の大魔法使い」だと話しており、千年以上を生きるフリーレンよりも遥かに長い時間を生きています。
そのため人類の歴史上のほぼ全ての魔法を網羅しており、全知全能の女神様に最も近い魔法使いと言われています。
規格外の魔力量
一級魔法使い選抜試験編にて、ゼーリエが魔力制限をしていることが判明。
同時に、魔力制限をしている状態でフリーレンの全開の魔力量と同等であることも分かりました。
ゼーリエの魔力量(魔力制限あり)
||
フリーレンの魔力量(魔力制限なし)
フリーレンは体外に放出する魔力を10分の1以下に抑えていますが、ゼーリエは一体どれほどの魔力を抑えているのでしょうか…。
実戦も最強で好戦的
魔法の知識や魔力量だけでなく、実戦面でもゼーリエの強さはトップクラス。
ほぼ完全に気配を消す卓越した魔力操作や、放つたびに大爆発が起こる名称不明の魔法など、圧倒的な強さを見せています。
また、主に戦いが好きな者を一級魔法使いに合格させたり、魔族と戦っている時の表情が心底楽しそうだったりと、かなり好戦的な性格です。
ゼーリエはなぜ魔王を倒せなかったのか
【過去のアイコンプレゼント🎁】
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) October 1, 2023
アニメと合わせてお楽しみください🪄#フリーレン pic.twitter.com/5xeh63KZwu
圧倒的な強さを持ちながら、ゼーリエはなぜ魔王を倒せなかったのでしょうか?
『葬送のフリーレン』の世界では、
魔法はイメージの世界
イメージできないものは実現できない
という言葉が度々登場します。
この言葉を頭の片隅に置いてフランメの言葉に注目してみると、ゼーリエが魔王を倒せなかった理由が見えてきます。
この子(フリーレン)はいつか魔王を倒すよ。
きっとこういう魔法使いが平和な時代を切り開くんだ。私には無理だとでも?
戦いを追い求めるあなたには魔王を殺せない。
私達じゃ無理なんだよ。だってさ師匠、平和な時代に生きる自分の姿が想像できねぇだろ?
『葬送のフリーレン』第5巻115ページ
規格外の強さを持つゼーリエなら、間違いなく魔王を倒すことはできたのでしょう。
ですが魔王を倒したところで、平和な時代をイメージできなければ、平和を実現することはできません。
またゼーリエの好戦的な性格が、新たな魔王を生むきっかけになる可能性もあります。
このように、例え魔王を倒しても根本的な解決にならないという理由から、ゼーリエは魔王を倒せなかったのだと私は考えています。
ゼーリエは弟子想い?
【魔法紹介】
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) September 29, 2023
花畑を出す魔法#フリーレン pic.twitter.com/LlCPcM3Zcl
特権の譲渡
ゼーリエは一級魔法使いの座に就いた者に「魔法を譲渡する魔法」を使用して、一つだけ望んだ魔法を授けています。
魔法を他者に「共有」するのではなく「渡す」ため、譲渡した魔法をゼーリエが使うことはできなくなります。
百年の修行により習得した魔法を、短命な人間に授ける
これは自分の寿命を分け与えることと同等の行為であり、短命な人間へ向けたゼーリエの不器用な想いなのではないでしょうか。
ゼーリエの掲げた”特権”の正体は、魔法使いとしての人生の結晶を切り崩し、他者に与えることだったのです。
不器用で口下手
ゼーリエは「人間の弟子は取るものではない」と言ったり、フランメを「失敗作」と言ったり、かなり横暴な性格に思えます。
ですが実は不器用で口下手なだけ。
ゼーリエの不器用で優しい一面は、彼女が登場するたびに徐々に明らかになっていきます。
- 一級魔法使いの試験会場にフランメの好きな花畑の魔法を使用
- 弟子たちの性格を一人一人把握
- 自分の非を認め、弟子に素直に謝る
- 弟子の進言を受け入れる
ゼーリエが登場したばかりの頃は、平和な時代に特権という火種を撒いて、魔法使い同士を争わせようとしてるのか?なんて勘繰っていましたが、そんなことはありませんでした(笑)
大陸魔法協会を設立した経緯など、今後ゼーリエについて深掘りされるのが楽しみです。
気まぐれで取ったはずの弟子なのに、一人一人の性格も好きな魔法も鮮明に思い出せる。
フリーレン。
何故か私は弟子を取って後悔したことは一度も無いんだ。たとえ歴史にその名を残せずとも。
『葬送のフリーレン』第7巻51ページ
まとめ
今回は『葬送のフリーレン』に登場するゼーリエについてご紹介しました。
巻を追うごとに魅力的なキャラクターになっていくゼーリエ。
特に第10巻の七崩賢・黄金郷のマハトとの戦いは必見ですよ!
疲れた大人の心に沁みるファンタジー『葬送のフリーレン』を読んで、あなたの心が少しでも元気になりますように。
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#フリーレン pic.twitter.com/cpvv056c4J
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) December 1, 2023
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